【40年以上無事故の結論…カーブの恐怖は「目線」で9割解決できる】
「カーブが怖くて、体がガチガチになる…」
「気づくとガードレールの方へ膨らんでしまう…」
そんな悩み、今日で終わりにしませんか?
実は、カーブが曲がれない最大の原因は、あなたの技術不足ではなく「目線」にあります。
バイク歴・無事故歴ともに40年超の僕も、かつては恐怖で体が固まり、ガードレールに張り付きそうになった経験があります。
この記事では、難しい体重移動やバンク角(倒し込み)はとりあえず置いといて、「見る場所を変えるだけ」で嘘のように曲がれるコーナリングの極意を、実際の走行動画とあわせて解説します。
動画の中で解説する「青い楕円(目線)」を見るだけの魔法のような視線術。
この記事を読めば恐怖心が消え、次のツーリングからは「景色を楽しむ余裕」が手に入りますよ。
【この記事でわかること】
✅カーブで膨らむ原因「ターゲット・フィクセーション」の正体
✅見るだけで曲がる「青い楕円」視線術の極意
✅【動画あり】40年以上無事故ライダーの実際の目線位置
✅「倒せない」恐怖を消すブレーキと減速の鉄則
✅万が一に備える「走行動画」と保険の重要性
なぜカーブで「膨らむ」のか? 「曲がりきれない」恐怖の正体
「ガードレールに吸い寄せられる」あの感覚の正体は、技術不足ではなく、実は人間の「生存本能」でした。
なぜ初心者はカーブで膨らんでしまうのか、そのメカニズムと、僕が過去に体験した冷や汗ものの失敗談をお話しします。
人間は「怖いもの」を見てしまう。魔の「ターゲット・フィクセーション」とは
カーブに差し掛かった瞬間、「あ、曲がりきれないかも!」「ぶつかる!」と恐怖を感じたことはありませんか?
その時、あなたの目はどこを見ていたでしょうか。
十中八九、「ぶつかりそうなガードレール」や「迫ってくる対向車」を凝視していたはずです。
これはあなたが下手だからではありません。
人間が本来持っている「ターゲット・フィクセーション(注視点吸引現象)」という生存本能です。
人は危機を感じると、その対象(危険なもの)をロックオンして見続けてしまう習性があります。
しかし、バイクには「ライダーが見た方向に進む」という特性があります。
つまり、「怖いからガードレールを見る」→「バイクがガードレールに向かっていく」という、最悪の連鎖が起きてしまうのです。
カーブで膨らんでしまう原因の9割は、この「視線の罠」にハマっているのです。
【実録】右カーブで路肩へ…僕がガードレールに突っ込みかけた失敗談
偉そうに解説している僕も、最初から上手かったわけではありません。
今でも鮮明に覚えている、冷や汗ものの失敗があります。
まだ僕が初心者だった頃、ある峠道(阿蘇)の右カーブで、スピードを出しすぎて進入してしまいました。
「うわっ、速すぎる!」
そう思った瞬間、僕の体はガチガチに固まり、目線はカーブの外側(左側)にあるガードレールに釘付けになりました。
「ぶつかる! 怖い!」
そう思えば思うほど、バイクはまるで磁石に吸い寄せられるように、自分からガードレールの方へ…
つまりガードレール(その向こう側は崖)へと膨らんでいったのです。
あの時、運良く止まれたことで、なんとか事故にはなりませんでした。
しかし、あの瞬間の「自分の意思とは裏腹に、怖い方へ進んでいく感覚」は、今思い出してもゾッとします。
ベテランと呼ばれる今の僕を作ったのは、この「泥臭い恐怖体験」と、そこからの学びです。
「曲がりきれない」と感じたら? 無理に姿勢を変えず「見る場所」を変えるだけ
もしあなたが、カーブの中で「曲がれない!」と焦ったとしても、絶対にやってはいけないことがあります。
それは、「無理やりハンドルをこじったり、車体を倒し込んだり、フロントブレーキを強く握ったりすること」です。
恐怖で体が固まっている状態で無理な操作をすれば、タイヤが滑って転倒するリスクが高まります。
解決策はシンプルです。
騙されたと思って、「見る場所」だけを変えてください。
怖いと思っている「ガードレール」から、無理やりにでも視線を外し、「カーブの出口(行きたい方向)」をカッと見るのです。
顔ごと出口に向けるイメージです。
それだけで、嘘のようにバイクはスッと内側に向きを変え、レールの上を走るように曲がり始めます。
難しい体重移動も、ハングオンも必要ありません。
「目は口ほどに物を言う」ならぬ、「目はハンドル以上にバイクを操る」のです。
「もしも」のときのためにも、スピードを安全速度まで落としてコーナーに入りましょう。
【動画で解説】「倒せない」悩みが消える!40年無事故ライダーの「青い楕円」視線術
文字だけでは伝わりにくい「正しい目線の位置」を、実際の走行動画を使って「青い楕円」として可視化しました。
これを見るだけで、無理に倒そうとしなくてもバイクが勝手に曲がり始める、目線の感覚を理解できます。
百聞は一見にしかず。まずは2分の「走行動画」で答え合わせ
文章で「目線は遠くに」と読んでも、いざヘルメットを被って走り出すと、具体的にどこを見ればいいのか分からなくなってしまいませんか?
百聞は一見にしかず。まずは、この記事のために作成した「解説動画」をご覧ください。
僕が実際にカーブを走りながら、「今、ここを見ている」という場所を「青い楕円」で可視化しました。
「えっ、こんな空間を見るの?」
この驚きこそが、あなたの恐怖心を消し去る特効薬になります。
ガードレールは見ない! 出口の空間「青い楕円」の範囲を捉えるコツ
動画の中に登場した「青い楕円」。
あれこそが、40年以上無事故の僕が常に意識している「ターゲット・ゾーン」です。
多くの初心者ライダーは、ガードレールや直前の白線といった「点」を凝視してしまいがちです。
しかし、見るべきなのは「点」ではなく、カーブの出口付近にある「空間(ゾーン)」です。
一点をジッと見つめるのではなく、「自分があの空間へ通り抜けていくイメージ」で、青い楕円のあたりをぼんやりと広く見るのがコツです。
そして、ターゲットを先送りして常に先を見る(目線を先に送る、先を見続ける)。
近くを見るとスピード感が強調されて怖くなりますが、遠くの空間を見ることで、まるでスローモーションのように景色が穏やかに見え始めます。
怖くて「倒せない」人へ。目線を向ければバイクは勝手に傾いていく
「バイクを寝かせる(倒す)のが怖い」
そう悩んでいるあなたは、もしかして腕の力でハンドルを操作しようとしていませんか?
実は、バイクには「ライダーが顔を向けた方向に、勝手に傾いていく」という魔法のような性質「セルフステア」があります。
- 手元を見ず、出口(青い楕円)を見る(怖くても出口を見続ける)。
- すると自然に首(アゴ)が回る。
- 連動して肩と腰が入り、体重移動が起きる。
- 結果、バイクが勝手に傾いて曲がっていく。
あなたが勇気を振り絞って車体を倒す必要はありません。
「目線」というスイッチを入れるだけで、バイクは自動操縦のように安定してカーブをクリアしてくれます。
「倒す」のではなく、「見る」。これだけで、あなたのコーナリングは劇的に変わります。
怖いのは「速度」の出しすぎ! カーブ手前の「ブレーキ」で9割決まる
恐怖心の9割は、実は「進入速度」を見直すだけで解決できます。
「ビビり」こそが公道最強の才能である理由と、技術だけでは守りきれない「万が一」への備えについて解説します。
「ビビり」こそ最強の才能。自分が怖くない「速度」まで落とす勇気
カーブが怖い最大の原因、それは単純に「スピードの出しすぎ(オーバースピード)」です。
「後ろの車に迷惑かな?」
「もっとカッコよく走らなきゃ」
そんな見栄や焦りから、自分の実力以上の速度でカーブに突っ込んでいませんか?
公道において、「ビビり」であることは恥ではなく、最強の才能です。
「怖い」という感情は、あなたの生存本能が鳴らす警報だからです。
カーブの手前で、「これなら絶対に転ばない」と思える速度まで、徹底的にブレーキをかけて落としてください。
「止まりそうなほど遅い」と感じても構いません。
十分に減速して恐怖心が消えれば、体から余計な力が抜け、結果的にスムーズに、そして安全に曲がれるようになります。
「スローイン・ファストアウト」。
入り口はゆっくり、出口で加速。
これがコーナリングの原則です。
40年以上乗っていてもライン取りは失敗する。それでも「無事故」でいられる理由
僕はバイク歴40年以上、無事故でここまできましたが、それは「運転が完璧だから」ではありません。
正直に言うと、今でも目線の位置を間違えたり、ライン取りをミスして「おっとっと」となることはあります。
それでも40年間、一度も事故を起こさずに済んでいる理由。
それは、「ミスをしてもリカバリーできる速度」で走っているからです。
オーバースピードでミスをすれば、即座にガードレールへの衝突や対向車線へのはみ出しにつながります。
しかし、しっかり減速していれば、多少ラインが膨らんでも、ブレーキをかけたり、車体を立て直したりする「時間的・心理的な余裕」が生まれます。
自分の技術を過信せず、常に「ミスをする前提」で速度を落としておくこと。
これこそ、僕が長くバイクライフを楽しみ、生き永らえてきた秘訣です。
技術だけでは守れない。万が一に備える「客観視(カメラ)」と「お守り(保険)」
「目線」や「減速」といった技術は、あなたを事故から遠ざけてくれます。
しかし、公道には砂利、飛び出し、無謀な対向車など、自分の技術だけではどうにもならない「読めない罠」が存在するのも事実です。
だからこそ、僕は技術以外の「備え」も大切にしています。
一つは、「自分の走りの客観視」です。
僕はアクションカメラ「Insta360 Ace Pro 2」で走行動画を撮り、帰宅後に見返しています。
「あ、ここで目線が下がっているな」と自分の癖に気づくことは、どんな教習よりも上達の近道になり、危険予知能力を高めてくれます。
もう一つは、最強のお守り「バイク保険」です。
40年以上無事故の僕ですが、保険には人一倍気を使っています。
「万が一、何があっても大丈夫」という経済的な安心感は、運転中の心に余裕を生み、事故を防ぐことにつながるからです。
技術を磨きつつ、道具と保険で最後のリスクヘッジをする。
これが大人のライダーです。
よくある質問(FAQ):バイクのカーブと目線について
「目線の具体的な位置」や「恐怖心の克服法」について、初心者の方からよくいただく質問にお答えします。
明日からのツーリングはもちろん、毎日の通勤や通学ですぐに使える「40年以上無事故の知恵」をQ&A形式でまとめました。
Q. バイクで曲がる時、目線はどこを向ければいいですか?
A. ガードレールや直前の路面ではなく、常にカーブの「出口(進みたい方向)」を見続けてください。
記事内の動画で示した「青い楕円(ターゲットゾーン)」全体を捉えて見るのがコツです。
バイクにはライダーが見ている方向に進もうとする特性があるため、視線を出口に向けるだけで自然と曲がり始めます。
Q. カーブが怖くてバイクをうまく倒せません。どうすればよいですか?
A. 無理に車体を倒そうとする必要はありません。
恐怖心の原因は、ほとんどが「オーバースピード(速度の出しすぎ)」です。
カーブの手前で「これなら絶対に怖くない」と思える速度まで、しっかりブレーキをかけて減速してください。
恐怖心が消えて体がリラックスすれば、目線を向けるだけでセルフステアが働き、バイクは勝手に傾いてくれます。
Q. 初心者が公道で練習する際、一番気をつけることは何ですか?
A. 「自分の技術を過信しないこと」です。
どんなにベテランになっても、公道には砂利や対向車などの危険(不測の事態)があります。
「スローイン(手前で十分減速)」を徹底し、常に心に余裕を持ってコーナー出口(動画中の「青い楕円」)を見る癖をつけてください。
速く走ることよりも、無事に家に帰れる「安全運転」の方が、はるかに大切です。
まとめ:カーブの恐怖は「目線」で克服できる!
カーブへの恐怖心は、無理な練習をしなくても「目線」を変えるだけで嘘のように克服できます。
40年無事故の僕が実践する「目線術」と「安全への備え」を、最後に要点で整理しました。
この15の鉄則を心に刻み、次のツーリングからは景色を楽しむ余裕を手に入れてください。
- カーブで膨らむ真の原因は「ターゲット・フィクセーション」
- 怖いものを見るとバイクはそちらへ吸い寄せられる
- 無理な体重移動やハンドル操作は転倒のリスクが高い
- 解決策は力まかせではなく「見る場所」を変えるだけ
- ガードレールではなく「カーブの出口」をカッと見る
- 動画で示した「青い楕円」の空間をぼんやり捉える
- 出口へ顔を向ければセルフステアで勝手に曲がる
- 目線とアゴを向けるだけで自然な荷重移動が可能
- 恐怖心の正体は技術不足ではなく「オーバースピード」
- カーブ手前で十分に減速する「スローイン」が鉄則
- 公道では「ビビり」であることこそ最強の才能
- 40年無事故の秘訣はミスをリカバリーできる速度域
- 自分の走りを客観視できる「走行動画」で上達する
- 万が一の「バイク保険」が心に安全マージンを生む
- 目線を制して恐怖を消し、景色を楽しむ余裕を持つ
上達の近道は「自分の走り」を客観視すること
記事内でも解説しましたが、恐怖心を克服する一番の近道は、自分の走りを動画で撮影して見返すことです。
「自分では出口を見ているつもりだったのに、映像で見ると下を向いていた」
この気づきを得るために、僕はツーリングの記録も兼ねてアクションカメラを使っています。
今回の動画撮影で使用した「Insta360 Ace Pro 2」は、夜間でも綺麗に撮れるライカレンズを搭載し、操作も簡単なので初心者にもおすすめです。
ドラレコモードもあり、便利に使えます。
自分の癖を知り、安全運転スキルを磨くための「自己投資」として、ぜひ導入を検討してみてください。
\僕が愛用している「走るドラレコ」/
【撮影機材:Insta360 Ace Pro 2】
「動画なんて無理…」と思っていた還暦(1965年生まれ、60歳)の僕をYouTuber(ユーチューバー)にしてくれたカメラです。
手ブレ補正とAI機能が優秀すぎて、初心者でもボタンを押すだけでプロ並みの映像が撮れます。
これから動画を始めたいシニア世代や、バイク乗りに心からおすすめします!
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40年無事故の僕が、一番大切にしている「お守り」
最後に、これだけはお伝えしておきます。
どれだけ目線や技術を磨いても、公道では「もらい事故」のリスクをゼロにはできません。
僕が40年間、心に余裕を持って走り続けられた本当の理由は、「万が一の時も守ってくれる最強の保険」に入っているからです。
「保険料が高いから」と補償を削っていませんか?
事故が起きてからでは遅すぎます。
今のうちに、あなた自身と大切な家族を守るために、保険の内容を見直してみてください。
\最短3分!今の保険料と比較してみる/
こちら
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この記事と動画が、あなたのバイクライフをより安全で楽しいものにするきっかけになれば幸いです。
この記事が読者の皆様のお役に立てば嬉しいです。
読者の皆様のバイクライフを応援しています。
🏍この記事を書いた人
Webライター・ライダー「むらなす」(熊本在住)/バイク歴40年以上
バイクメディア「モトコネクト」様にて、契約ライターとしても活動中。
(→私の執筆記事一覧はこちら)
1984年からバイクに乗り続け、1986年には限定解除(現在の大型二輪免許)を取得。
かつてはカワサキGPz900R Ninjaに跨り、いまは250TRで名水コーヒーツーリングや神社の御朱印巡りを満喫中。
最近はライダーズカフェ巡りに夢中で、阿蘇の道と景色が大好物。
雨男歴・無事故歴ともに40年超。
現在も“安全で楽しいバイクライフ”を模索しながら走り続けています。
\ YouTubeもやってます! /
絶景・グルメ・バイクノウハウなど、お役立ち情報がてんこ盛り!
あなたのバイクライフに、ぜひお役立てください。
YouTubeチャンネル:むらなす式バイクスタイル
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